No.008 単語登録をする際の注意点

単語登録というのは、前回書きましたように「楽して正確に」入力するための必須の機能だと思いますが、単語登録するにはいくつかの注意が必要です。

単語登録したい言葉を、範囲指定してCtrl+F7、又はCtrl+Cで単語登録したい言葉をコピーしてCtrl+F7を押せば、自動的に[単語/用例の登録]ダイアログボックスの「語句」の部分が入力された状態で表示されるので、この点は問題ありません。その上の「読み」の部分は自分が適当な文字を入力すればよいわけで、これも問題ありません。

この「読み」をどうすればよいかが、実は前回のテーマのだったわけですね。

最後に問題になるのが「品詞」というヤツです。これは結構いっぱい種類が載っていてどうしようかと思われる方が多いと思います。しかし、難しいことは考えなくてもよいと思います。「名詞」一本で行く。これでさほど不自由はしません。

私も「名詞」一本でやっているんですが、「さ変名詞」というのだけは使います。だから二本かな。

「さ変名詞」というのは、単語の中には名詞と動詞の両方で使う言葉というのがあります。例えば、「単語登録」という言葉を単語登録する例を考えてみますと、「単語登録」という名詞と「単語登録する」という動詞の両方の使い方があります。そこで、「単語登録」を「たと」という「読み」と「名詞」で単語登録します。そして、「たと」と入力すると一発で「単語登録」と出たと思います。ところが、「単語登録する」という言葉を入力したい場合に、“「たと」する”と入力したとします。要するに「たと」という単語登録した言葉に「する」というのを付けて入力したわけですよね。そうすると、状況によると思いますが、普通は一発では変換されないと思います(変換候補には出るとは思いますが)。下手をすると、変換候補に現れない場合もありえます。そこで、「品詞」を「さ変名詞」に変えて単語登録した上で、“「たと」する”と入力して下さい。一発で「単語登録する」と変換されたと思います。

このように、「さ変名詞」というのは、さ変活用する助動詞が付くような言葉のことで、このような場合は、「さ変名詞」で登録しておいた方が変換効率がよくなります。「さ変活用」というのが、よく分からない、あるいはうっとうしい(実は私もその一人です)という方は、簡単にいきましょう。今、単語登録しようとしている言葉に、「する」というのを付けて使うことがあるような場合は、「さ変名詞」で登録、「する」というのを付けて使うようなことはないという場合は「名詞」で登録するということでいいです。例えば、「単語登録」は、「単語登録する」という使い方をするので「さ変名詞」、「ワードの達人」という言葉を単語登録する場合に「ワードの達人する」とは言わないので、たんに「名詞」で登録するという具合です。

 

【紹介した操作】

単語登録の「品詞」の決め方

単語登録しようとしている言葉に、「する」というのを付けて使うことがあるような場合は、「さ変名詞」で登録、「する」というのを付けて使うようなことはないという場合は「名詞」で登録する。