範囲指定について考える

コンピュータは、文書の中の一部を範囲指定し、その部分に対して一定のコマンド(命令)を与えるという形が非常に多くなります。たとえば、文章の一部を範囲指定し、その部分の文字を大きくしろとか、太字にしろとか、赤い文字にしろ、というふうに操作します。

つまり、「範囲指定→コマンド(命令)」というふうに操作することが圧倒的に多いということです。そのうちの一定のコマンド(命令)を与えるというのは、ケース・バイ・ケースでいろいろありますが、「範囲指定」というのは共通しています。

したがって、この範囲指定というのを効率的に行なうということは、コンピュータの操作の半分とまではいかないまでも、かなりの部分を効率化できるということになります。

そして、この範囲指定は、普通その部分をドラッグして、文字を白黒反転させますよね。このドラッグというのは、意外にわずらわしいものです。

この範囲指定というのは基本的な操作だけに、意外にいろいろな方法があって、これも使いこなしている人が少ないように思います。ただ、今回はただ一つだけ紹介したいと思います。いろいろな方法は次回以降に回します。

私のお勧めは、「範囲指定したい部分の始点にカーソルを置く→範囲指定の終点をShiftを押しながらクリック」という方法です。範囲指定の方法で、一番役に立つものを1つだけあげろと言われると、私はためらいなくこの方法をあげます。

次回以降に紹介する範囲指定のいろいろな方法は、使う場面が限定されます。例えば、単語を範囲指定する方法、段落を範囲指定する方法、一文を範囲指定する方法、文書全体を範囲指定する方法、いろいろありますが、このパターンに当てはまらないような範囲指定には効果があません。

それに対して、先ほどの方法は、どんな範囲指定に対しても、2クリックですべて対応できます。狭い部分の範囲指定だけでなく、何ページにもわたるような長い部分の範囲指定でも、始点にカーソルを置いて、スクロールバーで画面をスクロールし、終点をShiftキーを押しながらクリック。この2クリックでOKです。いわば変幻自在の範囲指定の方法です。

しかも、この方法はワード以外でも役に立ちます。たとえば、インターネットエクスプローラのようなブラウザーで、Webページを見ているときに、必要な部分の始点をクリックして、終点をShiftキーを押しながらクリックした上で、コピーしたり、印刷したりすることができます。

印刷は、印刷画面で「選択した部分」というのがあると思いますので、Webページの一部を効率的にプリントアウトすることができます。

そして、次回以降で紹介するいろいろな範囲指定の方法も、場面ごとに適切に使い分けられるようになると非常に範囲指定が効率的に行なえるようになります。

ということで、今まであまり使っていない人は、今週はこの方法一本で範囲指定してみて下さい。かなりストレスが減ると思いますよ。

そして、もう一つ合わせ技として、Shift+矢印キー(→←↑↓)で範囲指定するという方法も使えばさらにうまくいきます。例えば、終点をShiftを押してクリックしたが、ちょっと行き過ぎた場合、あるいはもう少し先まで範囲指定したい場合、このShift+矢印キーで、1文字2文字を調整して、思う通りの範囲にすればいいわけです。

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【本日のまとめ】

★範囲指定の方法

1.範囲指定したい部分の始点にカーソルを置く

範囲指定の終点をShiftを押しながらクリック

2.Shift+矢印キー(→←↑↓)

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【最後に】

前回は少し難しめかなと思いましたが、今回は実にシンプルで実用性のあるワザです。

また、今日のテーマも、いくら知識として知っていても、どうしようもないもので、実際に自然に手が動くようにならなければ意味がありません。

自然にさりげなく使いこなすのが大切です。